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富士見の名所その1◆高森のしだれ桜

桜◆富士見遺産のしだれ桜

セカンドハウスのある富士見町境地区には、4本の古しだれ桜が点在しています。

  • 田端しだれ桜
  • 葛窪しだれ桜
  • 乙事しだれ桜
  • 高森観音しだれ桜
  • です。

高森のしだれ桜

4つのしだれ桜の中で、セカンドハウスから最も近くにあるのが、高森のしだれ桜です。
高森のしだれ桜の樹齢は、推定250年だそうです。

このしだれ桜は、1967年に町の天然記念物の指定を受けています。
富士見町の指定文化財の資料によると、樹高約15m、目通り幹囲3.7mとあります。

高森しだれ桜の樹齢は約250年と推定されていますので、モーツァルトとほぼ同年代ということになります。
日本の歴史で言うと、あまり、目立ったできごとは思い浮かびませんが、9代将軍の頃ですから、暴れん坊将軍こと八大将軍吉宗がリタイアしたころに植えられたのでしょうか。

高森のしだれ桜の種類は、エドヒガン。

江戸という名前がついているが、東京近辺だけでなく、青森から鹿児島まで広く自生している桜です。

樹齢が長く、枝が横に広がり、細い枝が長く垂れ下がる特異な樹形のために、神社やお寺に多く植えられてきました。
お隣の山梨県北杜市にある、神代桜は全国的に有名で、花見の季節には、観光バスで列をなして人が訪れます。

春になると、見事な花を咲かせる高森しだれ桜ですが、実は幹の中は空洞化していて、もう手の施しようのないほどに樹勢が衰えているそうです。
戦前の高森しだれ桜の樹勢は、今とは比較にならないほど立派だったというのですから、驚きです。

ある雑誌に掲載されていた、当時を偲ぶ記事によると、
『今年80才になる○○さんによると、
「老人たちを中心に地域の人たちが集まって、満開の桜の下で花見の宴を開くのが、春の最大の楽しみだった」
地域の中心に、しだれ桜と老人たちがいる。
満開の桜の巨木に抱かれ、風に舞う桜吹雪の下で、老人を中心に人が集まり、酒を酌み交わす。』

とても美しい光景だと思いませんか?
人の営みのある、田舎の暮らしのワンシーンだと思います。

高森のしだれ桜を守ろう!

そんな富士見町のシンボルである、高森しだれ桜を守ろうと、地元の人たちは、肥料をやったり、土を盛ったり、木の周りに竹囲いをしたり、様々なことをしています。
桜の木を囲ってしまうのは、残念な気もしますが、実は、木の周辺を踏みつけられるのが、桜にとっては、よくないことなのです。
桜は、地表に近いところで根が養分や水分を吸い上げるため、土が踏み固めれてしまうと、水分や養分を十分に吸収できなくなってしまうのです。
ですから、木の周りには、できるかぎり人が近づかないほうがいいのです。
高森しだれ桜に限らず、花見をする際にも、ちょっと遠めから楽しむ、心配りが必要です。

しだれ桜に思うこと

都内にも、桜の名所はたくさんあります。
おかげで春になると、ついつい酒量が増えてしまいます
名所と呼ばれる桜をめぐるのも楽しいことです。
おらが村のシンボルとして、地域の人に愛され守られる桜と一緒に生きていく、そんな桜との関わり方もいいな〜と思います
一本の桜の木が地域の人の心を豊かにし、結び付けている。

戦後の日本は、急ぎすぎたのではないでしょうか。
その歪みが、社会に蔓延しているような気がします。

中央・世界・グローバル・・・

外へ外へと視点を広げるばかりではなく、自分たちの身の回り、足下を見つめ大切に生きていくことが、これからは求められてくるのではないでしょうか。
250年間、人間たちを見つめてきた、高森のしだれ桜は、私たちに、そんなメッセージを発信している気がします。

みなさんはどう思いますか?